どこから、わたしたちは間違ってしまったんだろう・・・。 幸せだったはずの結婚生活、わずか2年と少しで、身一つ、裸足で結婚生活から逃げ出した可穂子。 夫の暴力に麻痺し、慣らされ、それでも死の間際に、なんとか逃げ出した先は・・・。 同じくDVで苦しむ女性たちのために活動する、女性たちに出逢い、なんとか生活を立て直そうとする可穂子。 しかし、いつも夫の影におびえていた。 執拗に、可穂子を追い回す夫。 不条理には、不条理を。 彼女の出した結論とは・・・。 考える力をなくしていく、暴力にさらされる女性の心理、逃げ出した後の後遺症など。 重いテーマ、主人公といっしょに切羽詰った気持ちにさせる感覚。 #
by chocoeri-books
| 2013-07-12 08:58
| 小説(女性作家)
都心近郊のタワーマンション。 中に浮いたような、『理想の』住まいに暮らす、さまざまな家族たち。 同じ年くらいの小さな子を通じて知り合った、いわゆるママ友。 夫の不在と離婚通告を隠し通し、幸せな妻、また母を演じる主人公。 生活レベル、こどもの習い事、お受験、夫婦関係・・・。 透けて見えるそれそれのママたちの後ろにあるもの。 みえるものとみえないもの。 まるで1本のドラマをみているような臨場感。 ラスト、主人公の夫は帰ってくるが・・・。 不満もしこりも残るが、それを乗り越えるのも夫婦なのかもしれない。 #
by chocoeri-books
| 2013-07-12 08:49
| 小説(女性作家)
長崎県五島、小さな島の中学校合唱部。 甘酸っぱくて、くすぐったくて、でも切なくて、胸が熱くなる。 がむしゃらな姿を見せるには、ちょっと気恥ずかしくておどけてしまったり、 自分でもわからないモヤモヤをもてあます感じとか、なつかしい感覚。 拝啓、15の君へ。 15年後の君はどんな大人になっていますか? しっとった? 僕、長谷川さんのこと、好きとよ。 なじみのある方言があたたかくて。 サトルの告白がなんとも言えず好き。 ラストのにくい演出には、やっぱり泣かされました。 よかった。 きっと映像化されるだろうな。 #
by chocoeri-books
| 2013-07-05 21:32
| 小説(男性作家)
突然の母の他界でひとりきりになったアキコ。 母が営んでいた古い食堂を改装、50歳過ぎての再出発。 愛猫たろちゃんに癒される日々。 好きなことをするための大きな代償。 出逢いの大切さ。 女ひとり生きていく覚悟。 たんたんとしたなかにも、アキコの心情が染み入ってきました。 #
by chocoeri-books
| 2013-07-05 21:17
| 小説(女性作家)
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by chocoeri-books
| 2013-07-05 21:12
| エッセイ(女性作家)
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